総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
USD·JPY · · NY序盤(米雇用統計直後)
›
データ鮮度
最新足1M 22:30 JST
OHLC 最新足
- 1M09-04 22:30
- 5M09-04 22:30
- 1H09-04 22:00
- 4H09-04 22:00
- D109-04
マクロ要約
主因は日銀の 9 月利上げ織り込み(植田総裁『毎回会合で議論』発言)と GPIF 期待、それに伴う円キャリー巻き戻し。米側では 10 年債 4.79%・実質金利 2.45% と高水準だが、ウォラー理事の据え置き支持で利上げ観測が後退気味であり、金利差拡大=円安の経路は現在機能していない。本日の NFP 上振れ・AHE YoY 3.1% 上振れは教科書的にはドル買い材料だが、市場は初動の 156.846 を売り場にした。これは戻り売り圧力の強さの直接証拠であり、テクニカル(下降トレンド)とファンダ(円買い主導)が整合しているためテクニカル優先で下目線を維持する。原油 91 ドル台・ホルムズ情勢はリスクオフ経由で円買いに傾く二次的要因。片山財務相発言による財政期待後退は一時的な戻り材料にとどまった。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
下降トレンド加速
160.405 / 159.002 / 156.696 / 155.251 / 154.424
パターン7/30 協調介入急落→8 月の 157-160 レンジ→9/2 から再急落。155.251(8/3 安値)が介入後レンジ下限として最後の砦。D1 終値で 155.25 割れなら 154.42(S1)〜153.04(S2)へ下方拡張想定。
MA20 159.002・MA50 159.902 の下で乖離 -2%超。3 日連続陰線で本日も安値圏引けの公算。MA200 は計算不能。
下降トレンド、安値圏で保ち合い
157.249 / 156.846 / 156.455 / 155.298 / 155.251
パターン下降レッグ L155.298〜H160.405 の 38.2% 戻し 157.249 すら試せず、戻り高値は 156.846(NFP スパイク)。155.30 前後で 3 度目のサポートテストとなり、割れれば下降フラッグ崩れの継続、耐えれば短期トリプルボトム候補。
ATR 比 206% で高ボラ。MA20 157.875・MA50 159.073 とも遙か上方で戻り売り優勢の構造。
下降トレンド再開
156.582 / 156.387 / 156.046 / 155.356 / 155.298
パターンL156.071〜H156.582 の上昇レッグを 21:00 足で全否定(高値 156.846・安値 155.356 の長大陰線)。22:00 足は上ヒゲ 156.127 を残して安値引け。156.05-156.13(1H MA20+急落の 50% 戻し)が短期レジスタンス。
ATR 比は 102% だが基準値が昨日の急落で膨張しており実態は高ボラ。MA20 156.046 を再び下回り 5M と方向一致。
急落後の戻り失敗、再下落中
156.127 / 156.06 / 155.807 / 155.619 / 155.356
パターン21:50 足 O156.399→L155.356 の急落後、22:05 に 156.127 まで 50% 戻しで戻り一杯、以降 6 本連続で安値更新のステアケース下落。MA20 156.060・MA50 156.245・MA200 156.135 が上に密集し蓋になっている。155.356 割れで直近安値ブレイク、155.25 割れが本格継続トリガー。
直近12本レンジ 121 pips、連続小実体 2 本。ボラは依然高く、逆張りは急な逆行に晒される。
下降(小刻みな安値更新)
155.712 / 155.648 / 155.619
パターン22:13 以降、戻りが 155.71 前後で頭を抑えられる緩やかなベア・トレンド。実体は小さいが上ヒゲ主体で買い手不在。155.619 割れの次は 155.481(21:55 安値)→155.356。
NFP 直後に比べボラは沈静化中だが、サポート接近時に再び 1 分で 20-30 pips 動く余地あり。
主要サポレジ
シナリオ確率
-
155.25 ブレイクで下落継続
45%トリガー5M 終値で 155.250 を明確に下回り、戻りが 155.36 を回復できない
ターゲット154.424(D1 S1)、勢い次第で 154.00 前後まで。週末前に達成すれば一部買い戻しで 154.4-154.7 で止まりやすい
-
三重底維持でレンジ反発
40%トリガー155.25-155.36 ゾーンで 5M 下ヒゲピンバー or 包み足が出現し、155.62 を 5M 終値で回復
ターゲット156.05-156.13(1H MA20・50%戻し)まで 50-70 pips の買い戻し。156.13 超えは追わない
-
ショートスクイーズで NFP 高値再試
15%トリガー156.130 を 5M 終値で上抜け、156.25(5M MA50)も回復
ターゲット156.582(ロンドン高値)〜156.846(NFP 高値)。ただし 156.85 突破は本日中は想定せず
時間帯別トレード方針
NFP 後の主導方向は下。追随ショートはサポートまで 30 pips 弱で見送り、155.25 割れの 5M 確定後に戻り売り(155.35-155.45)を検討。155.25-155.36 での反転足確認時のみ小ロットのロングを 156.05 目標で許容。
24:00 JST 前後は月初金曜・週末前の実需フローで 30-50 pips のノイズが出やすい。フィックス直前の新規は避け、フィックス後の値位置(155.36 の上か下か)で残りセッションの方針を確定。
9/17-18 日銀会合を睨んだポジション調整と週明け窓リスクを考慮し、翌 6:00 の週末クローズ前 1 時間は新規を控え、持ち越しは原則しない。
ダマシ警戒ポイント
高い。NFP 初動高値 156.846 が典型的ブルトラップとして機能した直後で、156.05-156.13 や 156.25 への戻りは 5M 終値で MA50 156.245 を上抜けない限り売り直される。156.13 を一時抜けても 5 分以内に戻される動きは追わない。
中〜高。155.25-155.36 は昨日・今朝・本日 NFP 後の 3 度目のテストで、協調介入日安値 155.251 と重なるため週末前の買い戻しストップが集中しやすい。155.25 を一瞬割って 155.40 以上に戻す動きが出た場合はベアトラップと判断し、ショートは撤退。
22:05 高値 156.127 への戻りは急落幅のちょうど 50% で止まり、その後 6 本連続安値更新しているためデッドキャットバウンス(一時的戻り)と判断。本格反転と見なす条件は 156.13 の 5M 終値上抜け+156.25 回復。それがない限り下降トレンド内の戻り売り相場。
その他特記事項 · 価格観
強い NFP をドル買いに繋げられず即座に売り戻された事実は、9/17-18 日銀利上げ織り込み・キャリー巻き戻しという円買い主因がドル側材料を圧倒していることを示す。数時間の方向観は下方向優勢で、155.25-155.36 の三重底ゾーンを試す公算が高い。ただし同ゾーンは協調介入日安値と重なり週末前の利益確定買い戻しも出やすく、割れずに 156.05-156.13 へ戻す往来もあり得る。5M 終値で 155.250 を明確に割れば D1 S1 154.424 が次の到達想定。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
中立
次レビュー · 2026-09-04 23:30 JST
根拠方向観は下で明確だが、現在値 155.631 から重要サポート 155.25 まで 38 pips しかなく、構造上必要な SL(156.13 超え、約 50 pips)に対して TP が近すぎ R:R 不成立。逆張りロングは 4H ATR 206% の高ボラ下降トレンドで底値当てになるため見送り。
ボラ判定根拠5M ATR(14) 0.321 は過去24本平均 0.142 の 227%、4H ATR 0.853 は 206% と明確な高ボラ域。1H ATR は 102% で normal 表示だが、比較母数の24本に昨日の 3.5 円急落が含まれ基準が膨らんでいるためで、実態は高ボラと判断。NFP 後 20 分で 156.846→155.356(149 pips)の往復が発生。
判断保留の根拠 NFP 上振れ(162k vs 56k)でも初動高値 156.846 が即売られ 155.356 まで急落した後、現在 155.631 で再下落中。155.356(本日安値)〜155.298/155.308(昨日・今朝安値)〜155.251(8/3 協調介入日安値)まで 30 pips 弱しかなく、ここからの追随ショートは R:R が成立せず、逆張りロングは高ボラ下降トレンド中の底値当て。金曜 NY で週末リスクもあり新規は見送り。
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
ロンドンフィックス(月初金曜・週末前)
直前 15 分の新規停止。フィックス後の値位置で 155.36 上下を判定し方針更新
週末クローズ(夏時間)
日銀会合前の週越しポジションは原則回避。クローズ 1 時間前から新規なし
日銀金融政策決定会合(利上げほぼ織り込み)
円買い主因の中核イベント。当日のトレードには直接影響しないが、週明け以降は会合前の織り込み進行で戻り売り優勢のバイアスを維持
9 月 FOMC(ウォラー理事は据え置き支持)
カレンダー未掲載のため当日判断根拠にしない。日程確認後に金利差経路の再評価