総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
USD·JPY · · 東京午前
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データ鮮度
最新足1M 10:35 JST
OHLC 最新足
- 1M09-11 10:35
- 5M09-11 10:35
- 1H09-11 10:00
- 4H09-11 10:00
- D109-11
マクロ要約
主因は①中東軍事衝突・紅海緊張による原油急騰(WTI97.26ドル、ブレント105ドル)、②8月PPI上振れ(前年比5.4%/コア4.6%)を受けたFOMC(9/15-16)利上げ織り込み70%超と米10年債利回りの約3年ぶり高水準(4.96%)、③日銀9/18会合の追加利上げ観測とベッセント米財務長官の円売り牽制。教科書的には米金利上昇=円安だが、7月末163円台→9月上旬152.9円まで約10円の急落と日足の突発的長い下ヒゲ(7/30、9/3、9/7)は介入または介入警戒を強く示唆しており、金利差の波及経路は現状『機能不全』と判断する。直近2日の反発は原油・PPI経由のドル買いで説明できるが、日足下降トレンドの中の戻りにとどまり、CPIが強くても155円台では介入警戒が上値を抑える非対称構造。逆にCPIが弱ければ利上げ期待後退+リスク回避の円買いで下値が軽い。テクニカル(1H上昇)とファンダ(D1下落・介入リスク)が食い違うため、上位足の下降とイベントリスクを優先し、買いは押し目限定・小ロット、上値追いは非推奨とする。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
7月末以降の強い下降トレンド、直近は弱い反発
152.908 / 155.298 / 157.502 / 158.773 / 160.405
パターン160.405(9/2)→152.908(9/8)の急落(750pips)に対する反発は現在23%にとどまり、38.2%戻し(155.77)にも届いていない弱い戻り。突発的長い下ヒゲ(7/30, 9/3, 9/7)は介入の可能性を示す。155.298(9/4安値)上抜けで戻り深化、152.908割れで下降再開。
MA20(157.502)を2%下回りMA50も下向き。日足では戻り売り優位が基本認識で、1H上昇はこの文脈内の調整と位置づける。
下降トレンド中の戻り局面
152.957 / 153.607 / 153.808 / 154.009 / 154.659 / 155.164
パターン152.957→154.659の上昇レッグに対する戻りはまだ38.2%(154.009)にも未達で4H単位では上昇継続。ただし4H MA50(155.164)・9/7急落起点156.0台が上値に控え、154.659上抜け失敗なら153.61〜153.81(61.8〜50%)への深押し。
4H MA20(153.883)を上回りモメンタムは上向きだがMA50/200が上にある弱気配列。ATR比94%と落ち着きつつある。
152.957起点の上昇トレンド継続、ただし高値圏で頭打ち
153.83 / 154.131 / 154.155 / 154.316 / 154.617 / 154.659
パターン154.659(9/10 21:00)と154.617(9/11 08:00)で1Hダブルトップ形成中。ネックライン153.830割れで確定、目標153.00前後(高さ約83pips)。現在は上昇レッグ(153.830→154.617)の38.2%(154.316)を試しており、61.8%(154.131)+MA20(154.140)+D1ピボット(154.155)のクラスターが押し目買いの分岐点。
高値・安値切り上げ(153.109→153.311→153.340→153.830)は健在。MA20が価格の下、MA50(153.743)がさらに下で短期は強気配列だがMA200(155.266)は上にあり戻り売り圧力の上限として機能。
上昇から短期下降・調整局面
154.236 / 154.306 / 154.418 / 154.441 / 154.604
パターン09:55〜10:00の154.604からの反落でMA20(154.418)/MA50(154.441)を下抜け。直近12本レンジ0.340(34pips)。MA200(154.236)=1Hフィボ50%(154.224)が次の下値目処、MA20/50帯154.42〜154.44回復で調整終了と判断。
連続小実体2本で収縮兆候はまだ弱い。5Mの下向きは1Hの押し目形成と整合し、矛盾ではなくタイミングの問題。
仲値後の下降から154.26〜154.37で下げ渋り
154.264 / 154.316 / 154.372 / 154.42
パターン10:00〜10:21の連続陰線で154.573→154.264(31pips)下落後、154.26〜154.37の小レンジ。154.372(10:26高値)上抜けで短期反発、154.264割れで押し目クラスター154.22→154.13を試す想定値幅10〜20pips。
仲値後の反落で5M MA20/50を下抜け、1Mは戻りが弱い。ただし154.264〜154.30で3度下ヒゲを付けており売り圧力も一巡気配。
主要サポレジ
シナリオ確率
-
押し目形成後に再上昇・CPI前に154.60再テスト
40%トリガー154.13〜154.22のクラスターで1H足が実体を維持(153.981を割らず)、5MがMA20(154.418)を回復
ターゲット154.600〜154.660の1Hダブルトップ再テスト。155.000(R1 154.999)は介入警戒で反落しやすく、CPI前の上抜けは想定しない
-
CPI待ちの154.10〜154.60レンジ往来
35%トリガー東京午後〜ロンドン序盤で方向性材料が出ず、1H終値が154.13〜154.55の内側に留まる
ターゲット154.13〜154.55の往来。中央値付近(154.33)での新規は見送り、レンジ両端での短期逆張りのみ
-
153.98割れで1H上昇構造が崩れ下落再開
25%トリガー1H終値で153.981を下抜け、続いて153.830(ダブルトップネックライン)割れ
ターゲット153.651(D1 S1)→153.311(1Hスイング安値)。ネックライン確定後の計測値は153.00前後だがCPI前の到達は困難
時間帯別トレード方針
仲値後の反落を受け、午後は154.13〜154.22への押しを待つ。到達時に5Mで下ヒゲ+実体回復(154.24以上へ引け)を確認できれば小ロットの押し目買い候補、SLは153.940、TP1 154.600。154.33前後の中間帯での新規は見送り。
16:00以降に押し目買いを保有していればTP1 154.600で部分利確し、154.66手前でショートカバー主導の一時的上抜けは追わない(CPI前の高値追いはブルトラップ警戒)。153.981を1H終値で割れば1H上昇シナリオを放棄し、153.83割れの戻り売り検討へ切り替え。
21:30米8月CPI。20:30までに全ポジションを閉じる。強い結果なら155.000試し(R1 154.999)だが介入警戒で反落リスク大、弱い結果なら153.65→153.31へ急落しやすい非対称構造。発表後30分は方向確認のみ、初動に乗らない。
ダマシ警戒ポイント
高い。154.617〜154.659のダブルトップをCPI前の薄い東京午後〜ロンドン序盤に上抜けても、155.000(R1)直前はベッセント長官の円売り牽制と日足下降トレンド内の戻り局面で実需・当局警戒の売りが出やすい。1H終値で154.66を明確に上回りかつ5Mが154.60を支持に転換しない限りブレイク買いは見送り。
中程度。154.131〜154.155(61.8%/1H MA20/ピボット)を瞬間的に割り153.981〜153.864の直近安値でストップを付けて反発する形が典型。判定は1H終値ベースで153.981維持なら押し目継続、153.830を割ればトラップではなく構造崩壊と判断する。
9/8〜9/9の152.9台からの反発は、160.405→152.908の下落幅に対して23%の戻りに過ぎず38.2%(155.77)にも未達、D1 MA20(157.502)も遠い。原油・PPI経由のドル買いという明確な材料はあるものの日足下降トレンド内のDCB(デッドキャットバウンス)と評価。本格反転と認めるには155.298(9/4安値)を日足終値で回復し、かつ4H MA50(155.164)を支持に転換する必要がある。
その他特記事項 · 価格観
東京午後〜ロンドン序盤は154.13〜154.22の押し目ゾーンを試したうえで154.60前後へ戻す往来が主観で、CPI前に155.00を明確に抜ける確度は低い(1Hダブルトップ+ベッセント長官の円売り牽制)。1Hは152.957起点の高値・安値切り上げが続き米10年債利回り4.9%台とWTI97ドル台がドル買いを支えるが、D1は7月末164円台からの急落(介入観測)の途上でMA20(157.502)を2%下回る強い下降トレンドにあり、戻りはまだ下落幅の23%止まりの弱い戻り。従って上値追いは限定し、押し目買いは154.13〜154.16のクラスター限定・153.98割れで無効、153.83割れなら1H上昇構造の崩壊として153.65(S1)〜153.31を意識する。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
中立
次レビュー · 2026-09-11 13:00 JST
根拠1H上昇とD1下降が矛盾し、現値は支持クラスターと抵抗の中間帯で構造的なSL位置を取れない。21:30米CPIを控え、押し目クラスター154.13〜154.16到達と5M反転の確認を条件とした限定的な買いのみが候補で、現時点では執行条件未充足。
ボラ判定根拠1H ATR(14)=0.253(25.3pips)で24本平均比100%、5M ATR=0.074(7.4pips)で102%、4H ATR=0.516で94%と全TFが平常域。ただしD1では直近5日の日足レンジが100〜170pipsと8月の40〜60pipsから大幅に拡大しており、上位足では『高ボラ後の正常化』段階と捉える。
中立の理由 現値154.327は1Hフィボ38.2%(154.316)上に位置し、支持クラスター154.131〜154.155(61.8%/1H MA20/D1ピボット)と抵抗154.617〜154.659(1Hダブルトップ)の中間帯にあり、リスクを構造的に定義できるエントリー価格ではない。仲値後に154.604→154.264へ34pips反落し5MはMA20/50(154.418/154.441)を下抜けて短期モメンタムは下向き、かつ21:30の米CPIを控えて新規ポジションはCPI前に閉じる必要がある。押し目クラスター到達時の5M反転確認、または153.981割れの方向確定を待つ。
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
英GDP m/m
USDJPYへの直接影響は限定的。ポンド経由のドル指数変動のみ注意、ポジション調整不要。
米8月CPI(総合・コア、m/m・y/y)
20:30までに全ポジションクローズ。強ければFOMC利上げ織り込み上昇で155.000試し(介入警戒で反落リスク)、弱ければ153.65→153.31へ急落しやすい非対称。発表後30分は観察。
週末リスク(中東情勢・紅海緊張の週末ヘッドライン)
CPI後に持ち越さない。週明け窓開けリスクは原油急騰=リスク回避円買いと米金利上昇=ドル買いの両方向。
FOMC(利上げ織り込み70%超)
来週の主要イベント。当日判断には直接使わないが、CPI結果で織り込みが変化すれば週明けの方向性に影響。
日銀金融政策決定会合(追加利上げ確率高水準)
来週の円買い材料。当日判断には直接使わないが、155円方向の上値を抑える背景要因として意識。