総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
XAU·USD · · NY
›
データ鮮度
最新足1M 22:56 JST
ETF2026-09-21
⚠ China ETF キャッシュ
OHLC 最新足
- 1M09-22 22:56
- 5M09-22 22:55
- 1H09-22 22:00
- 4H09-22 22:00
- D109-22
ETF 残高 · 値日付
- Global 2026-09-21
- China 2026-09-22 [キャッシュ]
マクロ要約
金の主因は金利面の逆風。FRBが9月17日に25bp利上げ(12対0)、政策金利は2026年を通じ4.0〜4.1%近辺で高止まり見通し、米10年名目5.01%(+7bp)、10年実質金利2.68%(+7bp)、2年債4.76%(+9bp)と全て金にとって重い。BEIは2.34%とほぼ横ばいで、上昇分はほぼ実質金利=金の機会費用の増加。加えて原油がイラン外交進展期待で4日続落しインフレヘッジ需要が後退、ドルTWIも119.51と堅調。それでも金が4300台を維持しているのは中国の旺盛な現物需要(1〜8月購入1000トン超、国内プレミアム維持)と中東リスクの高止まりによるもの。「リスクオフ=金買い」の経路は現在、原油安→インフレ期待低下という逆方向の経路と相殺されており、地政学は上下両方向のヘッドライン・ボラ要因として扱うのが整合的。株高(S&P500 +1.49%、ナスダック最高値)・ビットコイン急伸はハイベータ選好で、金への資金流入には逆風。総じてマクロは下方向バイアスを支持し、テクニカル(D1・4H下降)と方向が一致している。
解説: 実質金利 · FRB と米金利 · 米ドル · 地政学 | 投機筋の建玉(COT 週次解説)→
ETF フロー · 解説 →
Global 2026-09-21 China 2026-09-22 [キャッシュ]
グローバル金ETF(GLD基準、9/21)は前日-1.7トンだが週次+8.0トンで、押し目での機関マネー流入は続いており、利上げ後も大規模な投げは確認されない。中国金ETFは114.84トン(前日+0.3、16日前比+2.4)と着実な積み上げが継続し、ダイバージェンス(中国が買い、グローバルは日次でまだら)が続く。含意は「下値では中国時間帯の買い支えが入りやすく、急落が続きにくい」一方、「上値を押し上げる西側の強い買いは不在」で、下降トレンド内での底堅いレンジ推移という現在の値動きと整合する。中国ETFの基準は当日(9/22)でグローバルは前日のため、本日の下落に対する西側の反応は未反映。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
下降トレンド継続(8/25高値4695.94からの下降チャネル、戻り高値切り下げ)
4399.22 / 4364.88 / 4315.18 / 4290.38 / 4238.37
パターン8/25高値4695.94→9/3 4514.11→9/8 4443.20→9/18 4399.22と高値切り下げ。安値側は9/17 4238.37を底にやや切り上げているため、4238〜4400の三角持ち合い(収束)の可能性。下抜けトリガーは日足終値4238割れで想定値幅は約160pt(幅相当)、上抜けは4400超え。
終値4330.85はD1 MA20 4364.88(-0.78%)・MA50 4403.79(-1.66%)を下回り、本日は上ヒゲ長め(H4375.41)の陰線。D1ピボットP 4349.86を下回って推移しており日足ベースは弱気。ただし本日安値4290.38はS2 4286.56で止まっている。
下降トレンド中の戻り局面(弱気)
4375.41 / 4362.09 / 4342.93 / 4332.9 / 4322.86 / 4290.38
パターン4H下降レッグ(H4375.41→L4290.38)の戻り。50%(4332.90)で滞留、61.8%(4342.93)で4回失敗。14:00足の大陰線(H4347.74→L4290.38)に対し18:00足以降で半値戻しの「戻り売りポイント形成」。61.8%上抜け確定で4362(MA20)まで、失敗なら4322.86→4290.38再試し。
MA20 4362.09(-0.72%)を下回り、MA50 4342.02(-0.26%)がちょうど抵抗帯に重なる。MA200 4437.46は遠く上にあり中期は弱気。9/19〜9/21朝の4380フラット区間はデータ欠落(週末)と見て構造判断からは除外。
下降から短期レンジへ移行(4310〜4346)
4350.48 / 4346 / 4342.78 / 4338.65 / 4335.09 / 4321.23 / 4310.16
パターン17:00足のV字大陽線(L4290.38→C4328.57)以降、4310.16〜4345.95のボックス。上限は1H MA20 4338.65・MA200 4340.76・50%戻し4342.78・61.8% 4350.48が密集し抵抗。4回の上限試しが全て上ヒゲで終了。1H終値4346超えで4357〜4364(想定値幅+20〜30pt)、4321.23割れの1H終値で4310→4290(-20〜30pt)。
MA50 4353.82(-0.53%)は依然上。20:00足で4310.16の安値をつけ、21:00足で4344.43まで急伸したが22:00足は上ヒゲ陰線(H4345.95→C4330.85)で終了しており、ここ2本は「上値追いが吸収されている」形。
上昇から失速、レンジ内で弱含み
4345.95 / 4342.73 / 4336.56 / 4329.31 / 4322.22
パターン21:20足の急伸(+15pt)を起点とする上昇は21:30高値4344.43、22:15 4343.07、22:45 4345.95と高値をわずかに更新しつつも実体で乗せられず、3回の上ヒゲ拒否=短期の切り上げウェッジ/トリプルトップ気味。22:43〜22:46のスパイク(L4322.22→H4345.95、24pt)が10分で往復しており、ダマシの多い環境。ネックライン4330(5M MA50 4329.31)割れ確定で4322→4310。
MA20 4336.22とMA200 4336.56がほぼ同値で価格はその直下、MA50 4329.31の直上に位置し、5M三本MAが±0.15%以内に収束=方向感を失った状態。直近12本レンジ23.73ptは5M ATR 7.11の3.3倍で、1本ごとの往復は大きいが方向は出ていない。
主要サポレジ
シナリオ確率
-
戻り売り優勢:4340〜4346抵抗維持で4322→4310〜4315再試し
45%トリガー5M終値が4330(5M MA50 4329.31)を下回り、続く2本が4336(5M MA20/MA200)を回復できない。または1H足(23:00足)が4338.65(1H MA20)を下回って終了。
ターゲット第一到達目安4322〜4323(4H 38.2%・1H スイングL)、第二到達目安4310〜4315(1H スイングL・D1 S1)。4310を1H終値で割れば4290.38・S2 4286.56が視野。
否定条件1H終値で4346を明確に上抜ける(ヒゲ抜けは不可)。または4322〜4323へ到達後に15分以内で4330を回復し高値を切り上げる(ベアトラップ確定)。
-
レンジ継続:4322〜4346のボックス内での往来(方向性なし)
30%トリガー23:00〜01:00の1H足が高値4346未満・安値4322以上で終了し、5M MA20/MA200(4336)を挟んで往復する状態が続く。
ターゲット到達目安なし。ボックス上限4342〜4346・下限4322〜4330での反転を確認するのみ。ロンドンクローズ(01:00)以降にATR収縮なら翌東京・中国時間まで持ち越し。
否定条件1H終値で4346超えまたは4322割れのどちらかが確定した時点で放棄し、対応するシナリオへ移行。
-
戻り延長:抵抗クラスター上抜けで4357〜4364へ
25%トリガー1H終値で4346を上抜け、かつ直後の5M足が4342.78(1H 50%)を割らずに推移(リテスト維持)。地政学ヘッドライン(国連演説関連)による急伸の場合は15分以内の維持を確認。
ターゲット第一到達目安4350.48(1H 61.8%)→4353〜4357(1H スイングH)、第二到達目安4362〜4364(4H MA20・D1 MA20・1H 4364.72)。4375.41(本日高値)超えは今夜中は低確度。
否定条件上抜け後15分以内に4342.78を再び割り込み5M終値が4338を下回る(ブルトラップ確定)。または上抜け前に4322を割れる。
時間帯別トレード方針
1H ATR 20.76と日中レンジ85ptの直後で1本あたりの往復が大きく、4340〜4346と4322〜4330の両端でのヒゲ抜けは頻発する前提で、1H終値ベースの確認を優先する時間帯。トランプ国連演説(9/22、時刻未確認)関連のヘッドラインで中東・原油が動けば金は上下双方向に振れるため、突発的スパイクは15分維持を確認してからシナリオ判定に使う。
NY終値が4322〜4346のどこで引けたかを確認し、東京時間はレンジの位置決めに留める時間帯。D1 MA20 4364.88未満で推移する限り日足の弱気は変わらず、東京単独で方向を決める根拠は乏しい。
中国金ETFの継続流入(16日で+2.4トン)と現物プレミアムから、上海開場(10:30)前後は4310〜4322付近の押し目で買いが入りやすい時間帯。ここで4310が維持されるかどうかが、日足の三角持ち合い下限4238方向への進行可否を判定する材料になる。
ダマシ警戒ポイント
高い。4340〜4346は1H MA20/MA200・4H 61.8%・1H 50%・4H MA50が集中し、22:43〜22:46のように10分で24pt往復するスパイクが発生している。5M高値が4346を超えても、直後2〜3本で4342.78を割って5M終値が4338未満に戻れば上抜け失敗=ブルトラップと判定。HTFが下降で戻り売り勢が待つ位置であり、ヒゲ抜けを追う根拠は弱い。
中〜高。本日16:00〜17:00に4300割れ(安値4290.38)から1時間で4334まで44pt V字反発しており、4300前後には強い実需買い(中国需要・ETF流入)が存在する。4322.22・4310.16の下抜けも、15分以内に4330を回復すれば22:43スパイクの再現でベアトラップ。特に4310〜4315(D1 S1)割れで4290〜4286(S2)へ達した場合、日足レベルの買い戻しが入りやすい。
現時点では一時的な戻り(デッドキャットバウンス)と評価。反発は4H下降レッグの50%(4332.90)で停滞し61.8%(4342.93)を4回試して超えられず、1H MA50 4353.82・4H MA20 4362.09を回復していない。本格反転と判定するには(a)1H終値4350.48超え、(b)その後の押しが4322以上で止まり高値切り上げ、(c)4362〜4364の日足MA20帯を4H終値で回復、の3条件が必要。逆に4290.38を1H終値で割れば反発は完全に否定され、D1三角持ち合い下限4238.37が焦点になる。
その他特記事項 · 価格観
次の数時間は、4340〜4346の抵抗クラスター(4H 61.8%=4342.93、1H 50%=4342.78、1H MA200=4340.76、1H MA20=4338.65、22:46高値4345.95)を上抜けできない限り、4322〜4323(4H 38.2%・1H スイングL 4321.23)→4310〜4315(1H スイングL 4310.16・D1 S1 4315.18)への再試しが優勢と見る。21:20以降の90分でこの抵抗帯を4回試して全て失敗しており、戻りの質は弱い。逆に1H終値で4346を明確に上抜ければ4350.48(1H 61.8%)→4357〜4364(4H MA20 4362.09・D1 MA20 4364.88)が視野。4290.38は本日London序盤に大陰線から即V字反発した強い下値であり、そこまでの再下落は今夜中には5割未満の見込み。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
弱気
次レビュー · 2026-09-23 01:00 JST
1H終値で4346を上抜けない限り、4322→4310〜4315への戻り売りシナリオがやや優勢
根拠D1は8/25高値4695.94からの高値切り下げ継続で、価格はD1 MA20 4364.88・4H MA20 4362.09・1H MA50 4353.82をすべて下回る。マクロも実質金利2.68%(+7bp)・10年債5.01%・ドルTWI上昇・原油安によるインフレヘッジ後退と揃って逆風。直近90分で4340〜4346の抵抗クラスターを4回試して全て上ヒゲで拒否され、22:00の1H足は高値4345.95から4330.85へ押し戻された陰線で終了しており、戻りは4H下降レッグの50%(4332.90)で吸収されている。
判断条件(1)5M終値で4330を割り、4336(5M MA20/MA200)を回復できなければ下方向シナリオ進行中。(2)23:00の1H足終値が4338.65未満なら戻り売り優勢を確認、4346超えなら放棄。(3)4322〜4323到達後の反応:15分以内に4330回復なら下値買いが再び強く、レンジ継続へ格下げ。
見立てが崩れる条件1H終値で4346を明確に上抜け、続く5M足が4342.78を維持した場合。4350.48(1H 61.8%)を超えて4357〜4364へ向かえば、本日の下落は日足三角持ち合い内の一往復に過ぎず、4290.38が短期の底として機能した可能性を優先する。
ボラ判定根拠1H ATR14=20.76(24本平均比129%)、4H ATR14=24.89(135%)、5M ATR14=7.11(123%)と全TFで平常比やや高いが、システム判定はいずれもnormal域。本日日中レンジは4290.38〜4375.41の85ptで1H ATRの約4倍あり、5M直近12本レンジ23.73pt(0.55%)・連続小実体0本と収縮兆候はない。
中立の理由 方向観は保持可能だが確信度は低い。D1〜4Hの下降構造と実質金利上昇(DFII10 2.68%)が下方向を支持する一方、本日4290.38からの44pt V字反発と中国現物・ETF需要が下値を支え、価格は4H下降レッグの50%戻し(4332.90)にほぼ張り付いており、上下どちらにも余地がある。
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
トランプ大統領 国連総会演説(ガザ和平・イラン核に言及見通し)、湾岸諸国首脳との会談
日付は確定だが時刻は未確認のため、NY時間中の突発ヘッドラインとして扱う。中東緊張緩和示唆→原油安→金は上下どちらにも振れうるため、初動スパイクは15分維持を確認してからシナリオ判定に使う。
トランプ・習近平 首脳会談(ホワイトハウス、AIが主要議題)
当日の判断根拠にはしない。翌々日のイベントとして、9/23夜〜9/24にかけてポジション調整でレンジ縮小・ヘッドライン敏感化しやすい点のみ留意。
トランプ・ペゼシュキアン(イラン大統領)会談の可能性(ルビオ国務長官は実質進展に慎重)
日付未確認のため本日の判断根拠にしない。実現報道が出た場合は原油・金の同時反応を確認する。
高重要度経済指標:該当なし(取得範囲内)
予定データによる方向づけは期待できず、テクニカル水準とヘッドラインのみで判定する。