総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
XAU·USD · · NY
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データ鮮度
最新足1M 21:37 JST
ETF2026-10-07
OHLC 最新足
- 1M10-08 21:37
- 5M10-08 21:35
- 1H10-08 21:00
- 4H10-08 21:00
- D110-08
ETF 残高 · 値日付
- Global 2026-10-07
- China 2026-10-08
マクロ要約
主因は米金利とドル。9月利上げ後の10/7 FOMC議事録で年内追加利上げ観測(12月約80%織り込み)が強まり、米10年は5.31%付近と2002年以来の高水準、10年実質金利は2.91%。期待インフレ(BEI 2.36%)は横ばいで、原油高(WTI 96ドル、ブレント102ドル超)は実質金利上昇として金に伝わっており、中東緊張・スタグフレーション懸念=金買いという教科書的経路は現在のデータでは機能していない(金利4bp上昇の日に金は-1.53%)。したがって当面の金の方向は「地政学の緊張度」ではなく「米長期金利とドルの上下」に従うと見るのが整合的で、金利が高止まりする限り戻りは売られやすい。次回FOMCは10/28(確定)、それまでの24時間に金に直結する米指標はカレンダー上なし。
解説: 実質金利 · FRB と米金利 · 米ドル · 地政学 | 投機筋の建玉(COT 週次解説)→
ETF フロー · 解説 →
Global 2026-10-07 China 2026-10-08
グローバル金ETF(GLD)は1061.11tで前日+1.1t・週次+5.4tと急落局面でも小幅流入が続き、海外投資家は急落をパニック売りではなく小口の押し目買いで対応している。一方、中国(華安黄金ETF)は113.18tで前日-0.1t・週次-0.1tと微減で、ダイバージェンス継続。中国側の買い支えが不在のためアジア時間の底堅さは期待しにくく、グローバル流入も規模が小さく(残高比0.5%程度)金利逆風を相殺する水準ではない。フローは「下値を限定するが反転を主導しない」材料と解釈する。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
下降トレンド継続
4211.11 / 4183.93 / 4159.66 / 4110.69 / 4061.73 / 4051.57
パターン1/28の5589.38から継続する高値・安値切り下げ。10/7は始値4169→終値4100の大陰線で、10/8はその実体内(4100〜4142)での陽線(インサイド気味)。10/7安値4061.73が直近の下値の目安で、これを日足終値で割ると9/28安値4111.80以来の新安値圏となりS1 4051.57・S2 4002.60が視野。
D1 MA20=4211.11(現値比+2.1%)、MA50=4346.49(+5.1%)と大きく上にあり、戻り余地があっても日足の構造は弱気。本日のインサイド的な陽線は反転ではなく急落後の値固めの範囲。
下降トレンド内の戻り、MA20で失速
4183.93 / 4147.31 / 4142.51 / 4136.07 / 4111.65 / 4102.12 / 4092.59 / 4061.73
パターン高値切り下げ(4225.65→4183.93→4142.51)が継続。4061.73からの反発は4H MA20(4136.07)手前の4142.51で頭を抑えられ、上昇レッグ(4061.73→4142.51)の38.2%戻り4111.65が現在の下値サポート。ここを4H実体で割ると50%戻り4102.12・61.8%戻り4092.59へ戻り幅が拡大。
4H ATR 144%は10/7 21:00バー(値幅62ドル)の影響が大きく、その後の4Hバーは17〜37ドルと平常化。急落後のボラ収縮局面で、次の拡大がどちらに出るかが未決。
下降後の戻り局面がレンジへ移行
4142.51 / 4132.82 / 4123.65 / 4119.56 / 4110.32 / 4100.38
パターン10/7の4061.73安値から10/8東京の4142.51まで戻した後、4110〜4132で横ばい。1H MA20(4119.56)が下、MA50(4132.82)が上で挟撃。下降レッグ(4131.89→4110.32)の61.8%戻り4123.65が現値に重なり、ここを1Hで維持できるかが上下の分岐。
19:00台に4110.32まで売られたが20:00台に4130.18まで回復しており、4110〜4111帯の買いは当日3度確認。ただし戻り高値は4142.51→4131.89と切り下がっている。
MA収束の持ち合い
4131.89 / 4123.28 / 4122.7 / 4121.87 / 4120.31 / 4110.32
パターンMA20(4123.28)/MA50(4122.70)/MA200(4121.87)が0.03%以内に収束し、価格がその直上で小幅往来。4110.32〜4131.89を高安とする持ち合いで、ブレイク時の想定値幅はレンジ幅相当(約21ドル)。
連続小実体は1本のみで煮詰まりはまだ浅い。5M ATR 122%は21:25〜21:32の往復ヒゲによるもので、方向性のある拡大ではない。
レンジ内で弱気に傾斜
4131.89 / 4129.5 / 4124.0 / 4120.31
パターン21:30の上抜け失敗(4131.89高値→次足で4120.31まで全戻し)。4129.5〜4131.9は直近3度拒否された上ヒゲ帯で、1Mで4132を実体で超え続けない限りこの帯は売り場として機能。
21:36安値4120.99で止まり4123付近へ戻すなど、4120〜4121の下値も即座に拾われている。1分足の方向性は上下とも持続せず、ノイズ主体。
主要サポレジ
シナリオ確率
-
レンジ継続(4110〜4133の往来)
45%トリガー1H終値が4110.32以上かつ4132.82以下で推移し続け、4120〜4124の5M MA収束帯を中心に往来する。
ターゲット4113〜4131の間を複数回往復。上限接近時は4129.5〜4131.9の拒否、下限接近時は4110〜4111の買い戻しが繰り返される想定。
否定条件1H終値で4133超えまたは4110割れ。
-
下方ブレイクで下降トレンド再開
35%トリガー1H実体終値で4110.32割れ(4H 38.2%戻り4111.65・日足ピボット4110.69の下)、かつ5Mで4113〜4115への戻りが売られて安値更新。
ターゲット第一到達4100.4(当日深夜に3度防衛された帯・4H 50%戻り4102.12)、通過後4092.59(4H 61.8%)、延長で4061.73(10/7安値)。
否定条件割れ後に1H終値で4119.56(1H MA20)を回復。
-
上方ブレイクで戻り延長
20%トリガー1H実体終値で4132.82(1H MA50)超え、かつ4Hで4136.07(4H MA20)上を維持。
ターゲット第一到達4142.51(当日高値・4H高値)、超えれば4147.31(4H MA50)〜4159.66(日足R1)。
否定条件超えた後に1H終値で4125を下回る、または4142.51に届かず4H終値が4136.07を割る。
時間帯別トレード方針
21:30の上抜け失敗で上限4132付近の売り圧力は確認済み。NY本体では米指標がなく金利・株式の動きが主導するため、4110.32と4132.82のどちらを1H実体で抜けるかを待つ時間帯。レンジ中央(4119〜4125)での売買判断は優位性がない。
翌10/9は中国ETFの流出傾向でアジア時間の買い支えは期待薄。NYの終値が4110以下なら東京は4100〜4092への続落を、4133以上なら4142.51試しを前提に判定。NYでレンジ内終了なら東京は方向感を持たない。
10/9は週末前で、米長期金利5.3%前後の高止まりが続けば持ち高調整の売りが出やすい。4142.51を1Hで超えない限り戻り局面は下降トレンド内の反発として扱う。
ダマシ警戒ポイント
高い。4129.5〜4131.9は1Mで3度拒否され、21:30の4131.89上抜けは1本で4120.31へ全戻しされた。上には1H MA50(4132.82)、4H MA20(4136.07)、当日高値4142.51、4H MA50(4147.31)が階段状に並び、D1は下降トレンド。4133超えが1H終値で確定せずヒゲで終わる場合、または4142.51に届かず4Hが4136.07を割る場合は上抜けダマシと判定。
中程度。4110〜4111帯は当日4回(04:00 4100.38、05:00 4100.43、19:40 4110.32、15:00 4113.12)買い戻されており、4H 38.2%戻り4111.65・日足ピボット4110.69・グローバルETF流入が重なる。4110割れが1H実体で確定せずヒゲのみ、または割れ後に4119.56(1H MA20)を1Hで回復する場合は下抜けダマシ。ただし上位足の方向と金利経路は下向きのため、下抜けが本物になる確率は上抜けより高い。
4061.73からの反発(+81ドル、4142.51まで)は現時点では一時的な戻り(デッドキャットバウンス)と評価。根拠は、戻りが4H MA20(4136.07)手前で止まり高値切り下げを更新していないこと、D1 MA20(4211.11)まで2.1%の距離があること、反発の主因が議事録ショック後のショートカバーで金利・ドルの環境が変わっていないこと。本格反転の最低条件は4H終値で4147.31(4H MA50)回復と4183.93(10/7高値)超えによる高値切り上げ。
その他特記事項 · 価格観
次の数時間は4110〜4133のレンジ内往来を主、どちらかの縁の1H確定ブレイクを待つ局面と見る。上位足(D1・4H)は下降トレンドで、米10年5.27%・実質金利2.91%・ドル高という金利経路の逆風が原油高による質への逃避を上回っており、ブレイクが出るなら下方向(4110割れ→4100→4092)の方が整合的。ただし当日は4100〜4111が4回防衛され、グローバルETFは小幅流入(週次+5.4t)のため、4110割れの即追随には4H 38.2%戻り4111.65と日足ピボット4110.69を実体で割るという確認が要る。4133超えは1H MA50と当日高値4142.51の間で戻り売りが出やすく、4142.51を1Hで超えない限り上昇転換とはみなさない。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
中立
次レビュー · 2026-10-08 23:30 JST
4110.32〜4132.82の1H確定ブレイク待ち。レンジ中央のため方向観を置かず、抜けた側に従う(上位足の整合性から下抜けの方が優勢だが確認が必要)
根拠現値4123は当日レンジ4110.32〜4131.89の中央で、5M MA20/50/200が4121.9〜4123.3に収束し、1H MA20(4119.56)とMA50(4132.82)に挟まれている。1H ATR 97%の平常ボラでレンジ幅約22ドルは1H ATR 1.6本分しかなく、中央からでは値幅が取れない。上位足はD1・4Hとも下降トレンド(4H高値切り下げ4225→4183→4142、D1 MA20比-2.1%)で、金利・ドル高の経路も下向きだが、当日4100〜4111が4度防衛されている事実とETF小幅流入が即時の下抜けを否定している。
判断条件(1)1H終値で4110.32を割り4113〜4115の戻りが売られるなら下方シナリオ、目安4100.4→4092.59。(2)1H終値で4132.82を超え4Hで4136.07上を維持するなら上方シナリオ、目安4142.51→4147.31。(3)どちらも出ず4119〜4125を中心に往来ならレンジ継続。4H MA20(4136.07)より上で4H確定するまで戻りは下降トレンド内の反発として扱う。
見立てが崩れる条件レンジ前提の崩れ=1H実体終値で4110.32割れまたは4132.82超え。中立観を捨てて方向を持つのはその確定後、かつ5Mでブレイク方向への再テストが維持された時点。
ボラ判定根拠1H ATR(14)=13.62で24本平均比97%と平常域。4H ATR=27.72は平均比144%と拡大しているが、これは10/7 21:00台のFOMC議事録ショック(1Hで4123→4061の急落)の残滓で、当日の1H実値幅は8〜16ドルに収まり拡大の継続は確認できない。5M ATR=5.06(122%)、直近12本レンジ11.58(0.28%)でNY序盤としては並。
判断保留の根拠 現値4123は当日ロンドン以降のレンジ4110.32〜4131.89のほぼ中央で、5M MA20/50/200が4121.9〜4123.3に収束(乖離0.03%以内)し、1H MA20(4119.56)が下、1H MA50(4132.82)が上に位置する挟撃状態。21:30の4131.89への上抜けは1分で4120.31まで全戻しされており、どちらの縁も未決着のため方向観を置く優位性がない。
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
CAD 雇用統計(Employment Change / Unemployment Rate)
金への直接影響は限定的。USD/CADを通じたドル指数への波及は小さいため、金のシナリオ判定には使わない。
FOMC政策会合(据え置き予想優勢だが追加利上げ観測が残る)
当日の判断には直接関係しないが、それまでの米長期金利5.3%前後の推移が金の方向を規定する。金利が5.31%を再度上抜ける日は金の戻り売り圧力が強まる前提で見る。
米国のイラン対応・ホルムズ海峡関連の報道(原油・金利経由)
現在は原油高→金利上昇→金売りの経路が優勢。報道で原油が急騰しても金が即座に買われる前提を置かず、米10年金利と金の同時反応を確認してから判定する。