総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
XAU·USD · · NY
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データ鮮度
最新足1M 22:01 JST
ETF2026-10-12
OHLC 最新足
- 1M10-13 22:01
- 5M10-13 22:00
- 1H10-13 22:00
- 4H10-13 21:00
- D110-13
ETF 残高 · 値日付
- Global 2026-10-12
- China 2026-10-13
マクロ要約
金価格を圧迫している主因はFRBの利上げ路線に伴う米金利高・ドル高であり、10年名目5.22%、10年実質金利2.87%(TIPS)と実質金利がきわめて高い水準にある。世界株安(半導体)や中東(リヤド空港攻撃・ガザ)という「リスクオフ」材料はあるが、金はそれで買われておらず4150〜4216のレンジに留まっている。実質金利2.87%という水準では質への逃避より機会費用が勝っており、教科書的な「リスクオフ=金買い」の経路は現在機能していないと判断する。直近では10年債利回りがやや低下(-0.06pt)しドル指数の4日続伸が途切れたため、金に一時的な息継ぎが入っている局面。明日21:30のCPIは総合3.4→3.6%、コア2.4→2.5%の再加速予想で、予想通り以上なら金利・ドル経由で金の上値を抑え、下振れなら利上げ織り込み後退で反発余地が生まれる。方向を決めるのはCPIであり、本日はその前の位置取り。
解説: 実質金利 · FRB と米金利 · 米ドル · 地政学 | 投機筋の建玉(COT 週次解説)→
ETF フロー · 解説 →
Global 2026-10-12 China 2026-10-13
中国金ETFは115.22トンで2日間+1.2t、8日間+1.9tと着実な流入が続いており、4150台への下落局面で中国勢がアジア時間に買い支えた本日の値動きと整合する(09:00の4150.52から14:00の4200.45への反発)。一方グローバル(GLD)は前日+2.3tだが週次-0.9tと横ばいで、欧米投資家は実質金利高を背景に積極的な買いには回っていない。中国の実需・ETF買いがレンジ下限を支え、欧米の慎重姿勢が上限を抑えるという構図で、現在のレンジ相場の背景として読める。流入規模は小さく、トレンド転換を示唆するほどではない。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
下降トレンド内の戻り局面
4061.73 / 4100.0 / 4125.92 / 4150.52 / 4176.09 / 4216.21 / 4248.85 / 4302.82
パターン10/7安値4061.73からの反発で高値・安値を切り上げ(4206.98→4216.21、4100→4150)、短期的な底値形成の試み。ただしD1 MA50(4302.82、-2.9%)・4H MA200(4248.85)は遥か上にあり、4216を日足終値で上抜けるまでは下降トレンド内の戻りの域。
D1 MA20(4176.09)がほぼ横ばいで価格はその上下を往来。本日は4150.52〜4200.45のレンジで陽線だがMA20付近で引けつつあり、方向性を欠く。CPI次第で4216上抜けか4150割れかが決まる位置。
レンジ内での横ばい
4150.52 / 4156.45 / 4165.29 / 4169.59 / 4175.49 / 4187.64 / 4200.45 / 4216.21
パターン10/9〜10/13にかけて高値4200〜4216・安値4150〜4156で挟まれたボックス。4H MA20(4187.64)が上から抑え、MA50(4165.29)が下から支える形で、両MAの間での収束。4150割れでボックス下抜け(値幅目安60pt→4090前後)、4216上抜けで上放れ(→4260前後)。
直近の4H足は21:00足が高値4191.29から4177.45まで売られ陰線。4H MA20を回復できておらず上値は重いが、MA50より上を維持している限りレンジ内。10/10〜10/11の4195.8付近のフラットなバーは週末の休場データであり、スイングレベルとしては扱わない。
短期下降(高値・安値切り下げ)
4163.02 / 4164.73 / 4169.59 / 4175.49 / 4178.85 / 4181.38 / 4183.7 / 4194.51 / 4200.45
パターン14:00の4200.45を起点に高値4194.51→4194.09→4189.01→4191.29、安値4182.88→4180.60→4180.00→4177.45と緩やかな切り下げチャネル。4150.52〜4200.45上昇レッグの38.2%(4181.38)を割り、50%(4175.49)を試し中。61.8%(4169.59)を割ると反発の過半を失い、レンジ下限再テストが視野。
1H MA20(4178.85)に乗っているが、MA50(4183.70)がMA20の上に位置して上から圧迫。MA200(4164.73)は4H MA50(4165.29)とほぼ同水準で重要な下値の節。1H終値で4175を割るか4185を回復するかで次の数時間の方向が決まる。
弱気(戻り売り優勢)
4177.45 / 4179.91 / 4181.43 / 4184.64 / 4185.15 / 4189.82 / 4191.29
パターンNY序盤に21:32の4191.29へのスパイクが即座に売られ、その後4189.82→4188.46→4184.37と高値切り下げで下落。5M MA20(4185.15)・MA50(4184.64)の下で推移し、MA200(4179.91)を割り込み始めた。4177.45を割ると4175.49→4169.59へ、4185を回復すると下落一服。
5M ATR 163%と値幅は出ているが13.84ptのレンジ内で方向性は限定的。連続小実体は1本のみで収縮状態ではない。スパイクが連続して否定されており、NY序盤は戻り売り主導。
弱気(小幅下落)
4177.45 / 4178.17 / 4180.43 / 4181.43 / 4184.37
パターン21:45以降の安値切り下げ(4182.75→4180.25→4178.19→4177.45)。22:01足はヒゲを伴って4177.45まで売られて戻しきれず、下値探り継続。4181.43を上抜けば一服、4177.45割れで続落。
1M単独では意味が薄く、5M/1Hの水準判定の確認用。出来高データは計算不能のため、ローソク足の質(上ヒゲの多さ)から売り優勢と読む。
主要サポレジ
シナリオ確率
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MA・フィボ密集帯を割ってレンジ下限を試す
40%トリガー1H終値で4175.49(50%)を割り込み、続いて4169.59(61.8%)を1H終値で下抜け。5MでMA20(4185)を回復できないまま安値更新が続く状態。
ターゲット第一到達目安4163〜4165(1H MA200・4H MA50)、第二到達目安4156.45〜4150.52(レンジ下限・本日安値)。4150割れは4H ボックス下抜けで4145(S1)→4125.92が視野。
否定条件4H MA20付近の4185〜4188を1H終値で回復した時点でこのシナリオは放棄。4169.59割れ後に即座に4175上に戻る場合は下ヒゲ(ベアトラップ)として扱う。
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4169〜4176で下げ止まりレンジ中央で往来(CPI待ち)
40%トリガー4169.59〜4176.09の帯で1H終値を維持し、4185〜4195の間で上値を抑えられる状態が続く。1Hで4175以上の終値が2本以上続けばこのシナリオ。
ターゲットNYクローズまで4170〜4195のレンジ内推移。上限は4H MA20(4187.64)〜週末水準(4194〜4196)、下限は61.8%(4169.59)。
否定条件1H終値で4169.59を割る(シナリオ1へ移行)、または1H終値で4195を上抜く(シナリオ3へ移行)。
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NY後半で4195を回復し本日高値・レンジ上限を再テスト
20%トリガー1H終値で4195を上抜き、5Mで押し目が4185〜4188(4H MA20)で支えられる状態。米金利低下・ドル安の継続が伴うこと。
ターゲット第一到達目安4200.45(本日高値)、第二到達目安4204.94(R1)〜4206.98(10/9高値)、さらに4216.21(レンジ上限)。4216上抜けは4H ボックス上放れで4240(R2)が視野。
否定条件4195上抜け後に1H終値で4185を割り込んだ時点で放棄(レンジ上限でのブルトラップ)。CPI前日で4216を抜けきる可能性は低いとみる。
時間帯別トレード方針
4175〜4181のMA・フィボ密集帯の攻防が焦点。1H終値で4169.59を割るか4185〜4188を回復するかで、上記シナリオ1か2/3かを判定する。21:32のような瞬間的なスパイクは連続して否定されており、1M/5Mのヒゲではなく1H終値で判定する。
翌10/14の東京・中国時間は、本日同様に中国ETF流入を背景とした押し目買いが入りやすく、4150〜4165で下げ止まるかを観察する時間帯。NYで4169.59を割って引けた場合、アジアの反発が4176〜4181を回復できるかがCPI前の位置取りの手掛かり。
10/14ロンドン時間はCPI(21:30)前のポジション調整が中心で、レンジ中央での小動きまたは方向感のない上下動を想定。CPI発表前の値動きで方向を判断しないこと。
ダマシ警戒ポイント
高い。NY序盤に4191.29・4189.82へのスパイクが2度とも即座に売られており、4185〜4195帯には4H MA20(4187.64)・1H MA50(4183.70)・週末水準(4194〜4196)が重なる。5M/1Mのヒゲだけで4190台に乗せても、1H終値で4195を超えない限り戻り売りに捕まるリスクが高い。実質金利2.87%・ドル高の環境では上抜けの持続力に欠ける。
中程度。4163〜4176には1H MA200(4164.73)・4H MA50(4165.29)・D1 MA20(4176.09)・フィボ61.8%(4169.59)が密集し、本日アジア時間は4150台から5時間で50pt反発した実績がある。中国ETFの継続流入も下値を支えており、4169〜4175への瞬間的な突っ込みが1H終値で戻る形はベアトラップになりやすい。4150.52割れが伴わない限りレンジ下限は機能していると判断する。
本日の4150→4200反発は、10/7安値4061.73からの一連の戻り(高値4206.98→4216.21、安値4100→4150と切り上げ)の一部であり、短期的には底値形成の試みと読める。ただしD1 MA50(4302.82、-2.9%)・4H MA200(4248.85、-1.66%)が遥か上にあり、ロンドン〜NYで4200を維持できず切り下げている点から、現時点では下降トレンド内のデッドキャットバウンス(戻り)の域を出ない。4216.21を日足終値で上抜き、4248のMA200を試す動きが出て初めて本格反転の候補として扱う。
その他特記事項 · 価格観
NY前半は1Hで14:00の4200.45以降に高値・安値を切り下げる軟調な流れが続いており、直近は4175〜4181のMA・フィボ密集帯を試している。この帯を1H終値で割れば4169.59(61.8%)→4163〜4165(1H MA200・4H MA50)→4156.45/4150.52のレンジ下限を試す展開を想定するが、同帯で下げ止まれば4185〜4195への戻りを繰り返すレンジ内往来に戻る可能性も同程度。CPI前日でレンジを一気に抜ける材料は供給データ上は見当たらず、4150〜4216のレンジ継続を基本とする。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
中立
次レビュー · 2026-10-14 01:00 JST
4169.59〜4176の密集帯の攻防を観察中、1H終値での割れまたは4185回復のいずれかを待つ
根拠価格は4150.52〜4216.21の4Hボックスの中央で、1H MA20(4178.85)・D1 MA20(4176.09)・フィボ50%(4175.49)・ピボット(4180.69)が密集する水準に乗っており、上下の優位性が客観値で立たない。1Hでは14:00以降高値・安値の切り下げが続き短期は弱気に傾くが、1H ATR 113%・4H ATR 112%の平常ボラで、実質金利2.87%という上値圧迫要因と中国ETF流入(8日+1.9t)という下支え要因が拮抗している。明日21:30のCPIが方向を決める主因であり、本セッションはレンジ内の位置取りに留まる可能性が高い。
判断条件(1)1H終値が4169.59を下回ればシナリオ1(レンジ下限4163〜4150試し)。(2)1H終値が4169.59〜4195に収まり続けるならシナリオ2(往来)。(3)1H終値が4195を上抜けばシナリオ3(4200.45〜4216再テスト)。5Mでは4185.15(MA20)の回復有無が短期の下落一服の判定基準。
見立てが崩れる条件neutral(レンジ継続)観が崩れるのは、4150.52を1H終値で割り込む(ボックス下抜け)か、4216.21を1H終値で上抜く(ボックス上放れ)場合。いずれも4H ボックスの値幅(約60pt)分の延伸を想定しレンジ観を放棄する。
ボラ判定根拠1H ATR(14)=11.26(24本平均比113%)、4H ATR=14.91(112%)は平常域。5M ATR=4.59は平均比163%とNY序盤の上下動で短期的に高まっているが、5M直近12本レンジは13.84(0.33%)に留まり、方向を伴わない往来。
中立の理由 価格は4150.52〜4216.21の数日レンジのほぼ中央(4178)で、1Hフィボ50%(4175.49)・D1 MA20(4176.09)・1H MA20(4178.85)・D1ピボット(4180.69)が密集する水準に乗っており、上下どちらにも優位性が立たない。アジア時間の4150→4200反発がロンドン〜NYで切り下げられており、4169.59(61.8%)を割るか4195を回復するかの分岐待ち。翌日21:30のCPIまで約23時間あり、本セッションの直接の規制要因ではないが、積極的な方向観を持つ材料も乏しい。
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
米CPI(総合・コア、m/m・y/y)— 総合3.4→3.6%、コア2.4→2.5%の再加速予想
最大のイベント。予想以上なら12月利上げ織り込み(約69%)が強まり金利・ドル経由で4150割れのリスク、下振れなら4216上抜け試しの契機。発表前30分〜直後は値動きが方向と無関係に乱れるため、4Hボックス境界(4150.52/4216.21)の1H終値での確定を待ってから判定する。
米PPI(ニュース要約で10月15日と明記、カレンダー未掲載)
CPIの翌日で金利織り込みの追加材料。時刻が未確認のため本日のセッション方針には用いない。
米主要銀行決算(JPモルガンは予想下回り)
株式市場の地合い要因だが、現在の金は株のリスクオフに反応していないため波及は限定的。株安が金利低下を伴う場合のみ金の下支え要因として考慮する。