総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
XAU·USD · · NY
マクロ要約
米10年債利回り4.46%・DXY広域TWI 118水準と高止まりし、4月CPI 3.8%上振れで利下げ期待が後退、金の上値を抑える地合い。一方でWTI 101.56ドル(+2.72%)と原油高が続き、地政学パラドックス経路(原油高→インフレ期待→USD高→金売り)が優勢気味。中東・ウクライナ停戦難航は安全資産需要を散発的に喚起するが、米中通商緊張緩和や中国PBoC金購入一時停止観測が安全資産買いを相殺。本日の米小売売上高は予想通り0.5%で大きな材料にならず、結果として4670-4720の高値圏レンジに収束。
解説: 実質金利 · FRB と米金利 · 米ドル · 地政学 | 投機筋の建玉(COT 週次解説)→
ETF フロー · 解説 →
グローバル金ETF(GLD)は前日+1.7t・週次+6.8tと継続流入で機関筋の押し目買いを示唆する一方、中国金ETFは前日-0.5t・週次-0.1tと小幅流出。中国PBoC購入停止観測と整合的で、東京・中国時間の需要が弱含む可能性。最近観測の『同日〜翌日反映』傾向を踏まえると、中国側の弱さは明日アジア時間の上値を重くする要因。グローバル側のフロー優位が崩れていないため下値4670-4640は買い拾われやすいが、中国フロー回復までは4720-4750への突破力は限定的。ダイバージェンス継続。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
中期レンジ・高値圏もみ合い
4773.5 / 4641.66 / 4503.72
パターン4/17高値4887以降、4500-4870の広いレンジ。直近は4641-4773の上半分でもみ合い。日足は十字・小陰線が連続し方向感喪失
週末ギャップリスク低、来週の経済指標待ち
短期下降・中期レンジ
4773.5 / 4746.76 / 4670.08 / 4641.66
パターン5/12高値4773から下降チャネル形成中も、5/13以降は4641-4717のレンジに収束。本日22:00足は実体陰線で長い上ヒゲ→売り圧力残存
下降バイアス維持だが急落の初動エネルギーは消化済み
レンジ・方向感なし
4717.48 / 4708.73 / 4687.32 / 4670.08
パターン5/14は4670-4717のボックスレンジ。13:00に4671→4712の急騰後は高値切り下げで上値重い。ボリンジャー収束気味
明確なトレンドラインなし。ブレイク待ち
レンジ・天井圏から下落後の戻り一服
4708.73 / 4699.55 / 4687.29 / 4670.08
パターン21:35高値4708.73 → 22:40安値4670.08への急落後、23:20に4699まで61.8%戻し達成し失速。フィボ50%(4689)付近で停滞 → デッドキャットバウンス懸念
戻り高値が61.8%で止まっているため下方向の継続余地あり
短期レンジ・上昇の勢い失速
4699.55 / 4691.5 / 4687.3
パターン23:20の4699戻り高値以降、高値切り下げ(4699→4691→4690)・安値水平(4687)の下降ウェッジ気味収束。4687実体割れで4683→4674方向、4691実体超えで4694-4700再トライ
直近5本は4687-4689の極狭レンジでスプレッド警戒
主要サポレジ
シナリオ確率
-
レンジ継続(4687-4700往復)
50%トリガー4687サポート維持かつ4700抵抗で反落継続
ターゲット4687-4700の往復、ブレイクなし
-
下方ブレイク(4687割れ→4674-4670)
30%トリガー5M実体終値で4687.29を明確に下抜け、再テストで4690回復失敗
ターゲット4674.06 → 4670.08、深押しで4641方向
-
上方ブレイク(4700奪回→4708-4717)
20%トリガー5M実体終値で4699.55を上抜け、4700の節目をホールド
ターゲット4708.73 → 4717.48
時間帯別トレード方針
高値圏レンジ収束で方向感に乏しい。4670-4708のレンジ中段(4687-4699)では新規エントリーを見送り、ブレイク確認後の押し目/戻りに絞る。深夜03:00以降は流動性低下で養分タイム化に注意。
ダマシ警戒ポイント
4699-4700を一時的にヒゲで超えるが実体終値で戻されるパターンに注意。21:20-21:35の4706-4708高値帯は売り板厚く、ストップ狩り後の反落リスク高。実体4700超え+再テスト4694以上保持を必須条件とする
4687割れの初動は4674-4670の需要帯までの距離が短く、グローバルETF流入を背景にした押し目買いが入りやすい。実体4687割れでも4674で長い下ヒゲ+反発実体出現なら買い戻し優勢のサイン
22:40の4670安値からの戻りは4699(61.8%戻し)で止まっており本格反転とは言い難い。下降構造(高値切り下げ4708→4699)が維持されているためデッドキャットバウンスの可能性が優勢。4708実体超えまでは戻り売り目線
その他特記事項 · 価格観
NY時間にかけて4670-4708のレンジで往復しており、21:20-21:35の4708高値からの戻り売りが効いて22:40に4670まで急落、その後4699まで反発するも23:25以降は4687前後で失速。直近1Mは高値切り下げ(4699→4691)・安値維持(4687)の収束気味な動きで、上値4700-4708の供給帯と下値4670-4674の需要帯に挟まれたレンジ継続が濃厚。短期的には4687割れで4674テスト、4694実体超えで4700-4708再トライというどっちつかずの状態。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
中立
次レビュー · 05/15 00:30 JST
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
NYオーバーナイト低流動性帯
新規エントリー回避、既存ポジは縮小推奨
高重要度指標なし
テクニカル主導の値動きを想定、レンジブレイク待ち
金曜ロンドンフィックス以降の週末ギャップリスク
金曜大引け前にポジションサイズ縮小