総合分析
マクロ・ニュースを含む相場シナリオのブリーフィング
XAU·USD · · NY
マクロ要約
5/12 CPIはヘッドラインMoM予想通りだがYoY/コアともに上振れ。通常ならドル高・金利上昇で金売り材料だが、米10年債4.38%・WTI109.76(+4.16%)とインフレ再燃懸念は燻る一方で12月FOMC利下げ期待は維持され綱引き。地政学パラドックス経路(中東/原油高→インフレ期待→Fedタカ派→USD高→金売り)が機能しつつあり、本日朝の4773高値からの急反落はその発現と解釈可能。明日のPPI上振れなら金続落、議長指名でハト派なら4720リバウンドのシナリオ。
解説: 実質金利 · FRB と米金利 · 米ドル · 地政学 | 投機筋の建玉(COT 週次解説)→
ETF フロー · 解説 →
グローバルGLD +2.3トン(1036.28t)に対し中国華安ETF -0.1トン(112.03t)でダイバージェンス継続。PBOC金購入一時停止と中国9月金輸入-17.6%が物理需要鈍化を裏付け、中国タイム(10-12 JST)の買い支えが今日も機能せず、むしろ10:00以降に4753→4711と売られた事実は中国側買い不在を示す。一方グローバルETFのプラス継続が下値で買い拾いを誘発し、4676付近での下げ渋りに寄与している可能性。中期は中国不在のままなら戻り売りバイアス。
マルチタイムフレーム · 大足→小足
中期上昇トレンド中のレンジ
4503.72 / 4715.0 / 4887.93
パターン4/17高値4887から調整→5/4安値4503でWボトム気味、5/6から急反発し4715前後でコイル化。方向感待ち。
大局は上昇継続だが短期は方向不明
上昇トレンド中の深い調整
4649.22 / 4720.0 / 4773.5
パターン5/6-7の急騰(4542→4773)後の高値圏レンジから下抜けトライ中。4649を割らない限り上昇トレンド構造は維持。
4649-4773のレンジ、現在は下限寄り
上昇から下降への転換
4676.39 / 4711.12 / 4773.5
パターン5/12 08-09時の4773高値から2段下げで高値切り下げ・安値切り下げの明確な下降構造。直近23時足は陰線確定間近で4676安値更新リスク。
下降トレンド明確だが直近で$100急落済みのため戻り売りはタイミング難
下降トレンド中の戻り売り
4676.39 / 4690.0 / 4710.0
パターン22:50からの下降チャネル内、23:30で4676タッチ後に下ヒゲ反発(pin bar気味)。23:45足が4685.69→4680.90の陰線で安値再トライ姿勢。
4676実体割れで4650方向、逆に4695実体上抜けで戻り本格化
短期下降後の小幅リバウンド
4676.39 / 4685.99 / 4690.91
パターン23:30-23:35で4676.58ダブルボトム形成→4685まで戻すも23:46から再下落。明確なトリガーなし。
4676を割らない限りは下げ渋り継続、4686実体回復で4690-4695再トライ
主要サポレジ
シナリオ確率
-
4676ブレイクで下値拡大
45%トリガー5M実体で4676.39割れ+再テスト失敗
ターゲット4649→4620
-
4676下げ渋りからレンジ復帰
40%トリガー5M実体で4695上抜け保持
ターゲット4710→4735
-
ヘッドライン/明日PPIで急変
15%トリガーPPI上振れ→金急落 or ハト派指名→急騰
ターゲット±$50-80
時間帯別トレード方針
CPI後の乱高下と4676サポート攻防中。新規エントリーは見送り、4676明確割れor4695明確上抜けまで待機。スキャル参戦するなら最小ロット&タイトSL。
明日東京時間は前日NYの方向継続を見極める時間。4676-4710のレンジ内なら静観、ブレイク方向にフォロー検討。
ダマシ警戒ポイント
4695-4700への戻りはヒゲのみ突破に終わるリスク高。実体終値で4700維持できなければ戻り売り再開のサイン。
4676割れがヒゲのみ&即座に陽線回帰なら下方ストップ狩り→反発の典型パターン。23:30の下ヒゲ反発が前例。
4773→4676は$97の急落でフィボ50%戻し=4724、61.8%=4736。現状4690すら届かず、戻りは浅くデッドキャットバウンス示唆。下降構造維持&中国ETF不在で本格反転材料に乏しい。
その他特記事項 · 価格観
本日朝の4773高値から夕方〜NY前半にかけて2段下落で4676まで急落し、CPIコア上振れにも関わらず一旦4710台へ戻したが、再び4676まで売られ安値接近で下げ渋り。短期は4676-4710のレンジで、4676を5分実体で割れば4650→4620方向、逆に4695-4700を実体回復すれば4720-4735への戻りが想定される。CPIコア上振れ・ドル堅調・米中和解ムードは中期的に金売り圧力で、現状は戻り売り優勢の地合いだが、直近の急落でショート側のエッジは薄い。
結論 · 見立てと判断条件
STANCE
中立
次レビュー · 05/13 00:30 JST
判断保留の根拠 CPIコア上振れ後のNY乱高下が継続し、明日21:30のPPI、さらに00:59のFed議長指名投票を控える。直近1Hで4773→4676と$100近い往復で構造が破壊されており、現在は4680前後の戻り売り/買い支え攻防中で値動きの方向性が定まらない。R:Rが構造的に取りにくく新規エントリーは見送り推奨。
本分析は相場シナリオと判断の分かれ目になる水準を示すもので、売買の指示(エントリー価格・損切り・利確)は含みません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
リスクイベント · カットオフ
USD Fed Chair Nomination Vote
投票結果次第でハト派/タカ派サプライズ。直前30分は全ポジションフラット推奨。
USD Core PPI m/m & PPI m/m
CPIコア上振れ後で市場感応度高。発表前30分はフラット化必須、上振れ確認後の戻り売り/下抜けフォローを準備。